単位を使って高卒認定を受ける

単位を使って高卒認定を受ける

高卒認定は、高校中退者もしくは中卒者が、高校卒業者と同等の資格を持って進学したり就職したりすることに役立てられる国家資格です。
高卒認定制度の前身は「大検(大学入学資格検定)」ですが、これは大学への入学のみを想定したことに対し、高卒認定ならそれ以外の目的に幅広く活用することができます。
日本国外においても、学校によっては高卒認定合格者を高校卒業者と同等に扱って留学を認める大学も存在します。

 

他にも、単位制の定時制・通信制高校においては、最終的には学校長の判断ということになりますが、高卒認定試験での合格科目を、その高校卒業のために必要な単位として認めてくれる場合もあります。
定時制の高校でも、やはり出席日数などは単位の認定、そして卒業要件として必要となります。
その出席日数が足らずに単位が取れない教科・科目について、高卒認定試験で科目合格をすれば振り替えられるという制度を採用している高校もあるので、気になった人は高校に尋ねてみて下さい。

 

なお、逆に、高校1年生まで通っていたものの、2年生で不登校になったり退学してしまったという場合、高卒認定試験の受験科目が免除になることがあります。
例えば、高校で数学Tをきちんと履修して単位を習得していたとすれば、高卒認定試験で数学は受験しなくても良くなります。
高卒認定試験に実技科目はありませんので、保健体育や技術、家庭といった科目は単位を取っていても高卒認定試験で免除になるものはありません。

 

ちなみに、仮に高卒認定試験の全科目が免除になるとしても、進学や就職に活かすために高卒認定で合格証をもらうには、1科目以上は高卒認定試験を受験する必要がありますので注意が必要です。

 

このように、高卒認定は様々な利用価値があり、またその認定を得るためのいろいろな手段をも持ち得る、ユニークな制度であると言えるのではないでしょうか。
もしも現在の高校にイヤイヤ通っている、大学や短大、専門学校に進学したいがために仕方なく高校に通っているという学生は、高卒認定を選択肢の一つに加えてみても良いのでは?